フェムトセルアライアンスについて
多くの方がご存じのように、ISPの回線を利用したフェムトセルの実施が一部で始まっております。
フェムトセルについては、まだまだ理解されていない、あるいは誤解されていることも多く、一部では間違った理解に基づく判断もされているように思われます。
また、特に地方のISPやCATV事業者においては十分な情報が届いていないこともあるようです。
よってJAIPAでは、特に地方におけるフェムトセルの情報不足等を補うことや、実際に運用していく上での様々な情報を共有するために、フェムトセル・アライアンスを立ち上げました。
このアライアンスには、ISP、携帯事業者だけでなく、ソフトバンクモバイルさんをはじめとする携帯キャリアにも参加頂き、お互いに情報共有と交流を行うためのものであります。
現在、LTEが始まったばかりではありますが、今後は第4世代携帯等へと時代も変遷するにつれ、フェムトセルは今後大幅に増加するだろうという予想もあります。
地域の事業者によっては商材の一つとして取り扱いたいというところもあり、今後の普及を考えると、少なくとも情報を得ておくことは必須だと思われます。
このアライアンスに参加するに当たっては、必ずしもISPあるいはCATV事業者がフェムトセルを採用している必要はありませんので、今後の技術の進歩や時代の変化を見据えてご加入いただければと存じます。
以上
フェムトセル・アライアンス設置規約
2010年11月19日制定
(名称)
第1条 本アライアンスは、「フェムトセル・アライアンス」 と称し、(社)日本インターネットプロバイダー協会(以下JAIPA)内に設置する。
(目的)
第2条 本アライアンスは、フェムトセル・ユーザへの円滑なサービスの導入と安定的な運用を図るために、その導入や運用に関して関連する事業者が必要な情報を共有し、これらの順調な運用に資することを目的とする。
(事業)
第3条 本アライアンスは、前条の目的を達成するため、以下の事業を行うこととする。
(1)フェムトセルに関する情報の共有
(2)フェムトセルに関する各種ニーズの集約
(3)フェムトセル・ユーザへの適切な情報の提供
(4)フェムトセルに関する調査・研究
(5)フェムトセルの普及、展開
(6)フェムトセルに関するシンポジウム、セミナー等の実施
(7)その他、本アライアンスの目的達成に資する事業
(ワーキンググループ)
第4条 本アライアンスは必要に応じてワーキンググループを設置する事ができる。
(事務局)
第5条 事務局はJAIPAとする。
(情報の伝達)
第6条 本アライアンスは各種伝達手法により、会員及びオブザーバーへ本アライアンスの活動状況を伝達する。
(会員)
第7条 本アライアンスは、フェムトセルに関連し、貢献する意志のある企業、団体等を会員とする。
2 入会を希望するものは、入会申込書及び機密保持契約書をJAIPA会長に提出し会長の許可を得て入会することができる。
3 会員は、本アライアンスの事業活動に参画することができる。
4 会員は、本規約を遵守しなければならない。
(オブザーバー)
第8条 本アライアンスにオブザーバーを置く。
2 オブザーバーは、総務省等の政府機関及び関係公的機関などでその参加が本アライアンスの活動に有意義と認められるものを会長が委嘱する。
3 オブザーバーは、各ワーキンググループ等に必要に応じて参加し、本アライアンスの目的達成のため助言と支援を行うことができるものとする。
(退会・除名)
第9条 会員は、JAIPA会長に届け出て退会することができる。
2 会員の立場を利用し本アライアンスの信用を著しく害した場合は、会員を除名することができる。
- フェムトセルアライアンス入会申込書 [PDF]
※入会申込書をご提出して頂いた後、機密保持契約書をお送りさせて頂きます。