IP電話の不正利用による国際通話に関する注意喚起について
報道資料
平成22年11月24日
IP電話利用者の皆様
社団法人日本インターネットプロバイダー協会
IP電話の不正利用による国際通話に関する注意喚起について
最近、当協会会員のISPに対し、そのISPが提供するIP電話の利用者から、「かけた覚えの無い国際通話料金が請求された」という申告が増加しております。
この原因としては、そのISPと契約をしている主に法人のお客様が、ソフトウェアの脆弱性があるIP-PBXソフトウェアやIP電話ルータ等(以下VOIP端末等)をご利用の場合に、悪意の第三者がインターネット経由でお客様のVOIP端末等にアクセスし、利用者になりすまし、その内線電話端末から国際通話を不正に発信しているケースが確認されています。(当協会会員のISPの通信設備における異常は一切確認されておりません)
この様な環境でIP電話を利用される場合は、当該のVOIP端末等を提供するベンダー等にご相談いただき、不要なインターネットポートは開放しない、第三者が容易に解析可能なIDやパスワードを内線電話端末に設定しない等、必要な対策を行い、不正な国際通話が発生しないよう十分にご注意下さい。
また、個人のお客様でも050-IP電話などでVOIPアダプタに設定しているアカウント名(ユーザーID)とメールアドレスが一致するような場合で、そのISP以外のインターネットサービス上でも同じアカウント名やパスワードを利用している場合、第三者により収集されたアカウント情報やパスワードに基づくアカウント名やパスワードが類推され、不正利用された例もあると報告されておりますのでご注意ください。
以上
<本件問い合わせ先>
社団法人日本インターネットプロバイダー協会
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