新年のご挨拶
2022年 年頭ごあいさつ
JAIPA会員の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
会長の久保でございます。
2022年年頭にあたりまして、皆さまにごあいさつを申し上げます。
昨年は東京オリンピックが開催される等の明るい話題もありましたが、ここ2年ほどは
コロナウィルスの感染拡大が継続しています。緊急事態宣言収束後、長らくの自粛から我々の生活も経済活動も徐々に回復に向かうと期待されましたが、ここに来て再びオミクロン株が急拡大しており、3回目のワクチン接種などの動きが進んでおります。
JAIPAの会合も昨年末に向け、徐々に協会とオンラインのハイブリッドでの開催が増えて参りましたが、コロナ情勢に鑑み、年始の賀詞交歓会については大変残念ながら本年も中止となってしまいました。
昨年11月にコロナ収束とオミクロン株の合間をぬって開催された沖縄ICTフォーラムでは参加者は限定的ではありましたが、久方ぶりに皆さまとお会いできました。私自身、各セッションでの熱のこもったやり取り、懇親会での交流などに参加させていただき、対面での会合の重要性を再認識しました。本年もISPの集い、クラウドカンファレンス
はじめ、皆さまと対面でのJAIPAのイベントが無事に開催できるよう願っております。
企業活動の面では、皆さまそれぞれの働き方においてテレワークが進展して以降、出社する・在宅にて出社しない、またワクチンを接種する・しない等の異なる価値観も出現しております。 新たな働き方が浸透する一方で負の影響なども顕在化し、会員企業の皆さまもそうした価値観への適合方法を模索しているかと存じます。
また社会・経済活動の面では様々なDXへの取り組みが進展しておりますが、今後コロナの収束後は以前の商習慣に戻ることはなく、多様な価値観・環境の変化、行動の変化に伴い通信・クラウド・IT等に関わる企業には様々なビジネスチャンスが生まれるかと思料しております。
一方で我々事業者の果たすべき役割・責任は一層重要性を増しており、SDGs・環境変化に対する新たなルール、規制などへの適合が要請されると考えています。昨今はVUCAの時代と言われますが、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)は現代の特性を表わしており、複雑な環境変化に伴い未来の予見も難しくなっております。
こうした不透明な環境下において、協会では会員の皆さまが更なる発展を実現できるよう積極的に各議論への参画、総務省研究会での意見主張・提言等を通じ、引き続き取り組んで参ります。競争ルール、NTT東西との協議事項、消費者保護はじめJAIPAの取り組むべき課題は多々ありますが、日頃活動を支えていただいている皆さま方と英知を結集し、真摯に取り組んで参る所存です。
昨年実施されたクラウドカンファレンスにおいては様々なセッションが行われ、1,100名を超える方々に参加いただきました。多数の方々、多様な考えを持つ方々に参画いただく事は変化に直面するJAIPAにとり非常に有益と思います。 開催に携わられた関係者の皆さまの取り組みをJAIPA全体に広げて行けるよう今後検討して参りたいと存じます。
また皆さまよりJAIPAに対するご要望、ご提案などございましたら、ぜひ気軽にお聞かせいただければ幸いです。
最後になりますが会員の皆さま、ご家族の皆さま、会員企業さまのご健勝とご多幸を祈念し、年始のご挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞJAIPAをよろしくお願い申し上げます。
明るく、楽しくがんばっていきましょう!
ありがとうございました。
一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会
会長 久保 真