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第53回JAIPAの集いin松山(2022年4月21日~22日) レポート

2022年6月06日(月) 広報PR部会 集い

レポート:広報PR部会 井口

 4月に開催いたしました「第53回JAIPAの集いin松山」について、現地の写真とともにレポートいたします。

□ 開催日: 2022年4月21日(木)~22日(金)
□ 場所:リジェール松山 8Fクリスタルホール
    松山市南堀端町2番地3 JA愛媛8F
□ 後援: 愛媛県、松山市
□ 協力: 富士通コミュニケーションサービス株式会社
□ 参加者: 126名
□ 開催概要: https://www.jaipa.or.jp/topics/2022/03/53jaipain202242122.php

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(会場の様子)

 会場となった松山のシンボル、松山城。地元の方のお話しでは、学生時代にみんな駆け上がっていたようで、いまでも駆け上がっている小学生の団体がいました。私も集い終了翌日に、ロープウェイを使わず、松山城に登りました。ロープウェイ口から市役所口までの40分くらいのコースでした。

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松山城 松山城から見下ろした街並み

それでは、プログラムに沿って、ご報告いたします。

【4月21日(木)】
初日は雨でした。

13:00-13:10
◆ 開会あいさつ 会長 久保真氏

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 「JAIPA地域部会のイベントから協会全体のイベントとして開催されることになりました。松山開催が決定したのは2年ほど前ですが、新型コロナウィルスの影響で長らく開催できませんでした。なんとか開催できないのか検討しては見送りでしたが、本日ようやく皆様とお会いできることになりまして非常に喜ばしいと感じています。(中略)
 この集いは、全国で活動されている皆様を一堂に会して、様々な業界共通の課題をリアルにコミュニケーションすることで、ご意見ご要望をいただいたり、新しいビジネスのヒントにつなげたりする、非常に有用な場だと考えております。また協会としても、そうしたものをフィードバックして意見を発信していきたいと考えております。(中略)
 本日夜には懇親会もございますので、感染症対策のもと、2日間大いに楽しんでいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。」

◆ 来賓あいさつ 総務省四国総合通信局 情報通信部長 神田剛氏 

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 「ここで総務省の取り組みを説明させていただきますと、デジタル田園都市国家構想実現の為に3月末にデジタル田園都市国家インフラ計画を公表しました。光ファイバー整備について2027年度までに全世帯カバー率99.9%、5Gについては2023年度までに人口カバー率全国95%、2030年度末までに全国99%、ローカル5Gについては2023年度中を目途にエリア拡大を柔軟に行えるよう技術的な整備をするとともに、今年度中に、より柔軟な運用ができるような制度改正を目指しております。(以下略)」

13:10-13:50
◆ 「愛媛から世界へ」
株式会社エイトワン 常務取締役 村上雄二氏

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 エイトワンさんは、愛媛の地域資源をベースにした事業「伊織」、「10"TEN"」、「丸水」等を事業展開されています。そこで働く人がより元気にならないと地域は元気にならないと気付き、それを反映させる形で既存事業も徐々に修正しながら、人をベースにした新たな事業の創出にもチャレンジしてこられました。
 創業の理由は、縁のあった愛媛をより良くしたかったから。愛媛の良いものを全国へ広めたい、との想いを知り、IT活用によるお手伝いができればと思いました。

株式会社エイトワン
10"TEN"
日本一のみかん産業の魅力を最大限活かしたオリジナル商品を提案する世界に誇るブランド
伊織
こだわりの日常品から豊かな生活につながるライフスタイル製品まで、タオルの可能性を追求するタオル専門店
丸水
「宇和島鯛めし」といえば、昭和の以前から始まった元祖「丸水」

 集い開会の前に偶然にも元祖「丸水」でランチをいただきました。天然真鯛と養殖真鯛を組み合わせたメニューがあり、そちらをいただきました。違いは天然の方が歯ごたえがあったように感じました。大変美味しゅうございました。

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13:50-14:30
◆ 「デジタル社会の実現に向けて」
 デジタル庁 企画官 西室洋介氏(オンラインによる講演)

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 ハンコ文化や、教育・防災等のデジタル化について段階を踏んで進めていたところ、コロナ禍になり、さらなるデジタルの活用によって一人ひとりのニーズにあった社会を目指ざす必要に迫られたことが、「誰一人取り残されないデジタル化」をベースにしたデジタル庁誕生のきっかけのひとつだったそうです。
 「もがくデジタル庁」などの見出しの記事も出ており、柔軟に対応が難しい部分もあるようですが、今後もデジタル化を推進していくことをお話いただきました。

14:30-15:10
◆ 「地域からの舞台芸術の創造と発信」
  株式会社ジョイ・アート 代表取締役社長 越智陽一氏

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 「坊ちゃん劇場」は、「 ─ 笑い・感動・涙 ─  芸術文化の振興を愛媛から...」をコンセプトに、ハイレベルなオリジナルミュージカル作品を年間上演する、日本でも極めてめずらしい「地域拠点型劇場」。その誕生から現在に至るまでのエピソードを講演いただきました。
 昔から多く存在していた芝居小屋は、テレビや映画の誕生で縮小化。そんな中、「地域の伝統文化を時代を担う子供たちへ伝えていく」をテーマに劇場を作る計画が立ち上がりましたが、文化・芸術は産業にならないと言われ、銀行からの融資も断られたそうです。
 そこでショッピングモールを運営するグループ企業に声をかけ、「これは文化事業です。社会貢献です。」と訴えたところ、オーナーから、地元への恩返しがしたいとのことで、オーナーの個人事業としてスタートされました。
 2006年に、初代館長にジェームス三木さんを迎え、450席の全国でも珍しいミュージカル専用劇場が誕生しました。

坊ちゃん劇場Webサイトはこちら

 懇親会後の二次会にて、越智さんといろいろとお話しをさせていただきました。「坊ちゃん劇場」で観劇してみたいとお伝えし、集い終了後の翌日4月23日(土)は古関さんと一緒に、プライベートでチケットを購入し、劇場を訪れました。
 自前の劇場で瀬戸内に由来するオリジナル作品を1年間公演することの大変さは、私も規模は小さいのですが、演奏会を運営することもあるのでとても興味があり、予約していた飛行機の時間を後ろにずらしました。

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坊ちゃん劇場外観 坊ちゃん劇場内観・客席と舞台

 今回の公演はAKBの歌田さんが主演でした。カーテンコールはアイドル調の曲でみんなでペンライト振って楽しみました。

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坊ちゃん劇場 出演者プロフィール写真 坊ちゃん劇場でペンライトを持つ古関氏、井口

 劇場、脚本、演出、音楽、出演者すべて素晴らしくて感動しました。集いでお話しいただかなければ知ることはなかったと思います。また愛媛に来た時は「坊ちゃん劇場」を訪れたいです。

15:20-15:30
◆「CloudConference2022告知等」
  CCloudConference2022実行委員

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 所属企業の代表から、スポンサーを獲得する為に愛媛に連れて来たのだからとプレッシャーを受けながら、若手クラコン運営メンバーが元気よくスポンサー募集の案内を行っていました。
 広報PR部会も広報として参加いたしますので、皆様のご参加よろしくお願いします。

15:30-16:40
◆パネルディスカッション「地方創生としての Local 5Gの現状と今後」

 パネリスト:
 ・愛媛大学 大学院 理工学研究科 教授 工学博士 小林真也氏
 ・株式会社愛媛CATV 専務取締役 白石成人氏
 ・電気興業株式会社 取締役執行役員 R/D統括センター長 河原敏朗氏
 ・R/D統括センターワイヤレス研究所長 向井敬氏
 モデレータ:株式会社シーエスファーム 松本昇氏

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 愛媛県がLocal 5Gを活用して活発にサービスを展開しているとのことで、その活用方法について各パネリストから自己紹介も含めてお話しいただきました。

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愛媛大学 小林氏
□ Local 5G利活用アイデアコンテストにて受賞
□ 5Gを利用した分散処理の取り組み
□ 宇和島での水産分野での洋上活用
ほか

愛媛CATV 白石氏
□ 全国Local 5G基地局ランキング第3位
□ しなまみサイクリングコースでサイクリストへ向けたコース動画アプリ
□ 松山市市営団地でのブロードバンド環境の整備
ほか

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電気興業 河原氏、向井氏
□ 携帯電話の基地局開発、設計、建築、設置
□ 基地局間の制御装置
□ 地域でのSub6導入 旧学校を利用した企業誘致拠点での基地局構築
ほか

 会場の皆さんからは、現場の方ならではのLocal 5Gの有効活用として非常に参考になる事例だ、との声が聞かれました。

16:45-17:35
◆「情報共有が働き方を変える!」
 株式会社サイボウズ カスタマー本部ローカルブランディング部 部長 久保正明氏

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 愛媛県にゆかりのあるサイボウズさんに、働き方をテーマに講演いただきました。
「情報をオープンに共有しませんか?会社の風土が変わって、働き方が変わっていきますよ。」というメッセージを、サイボウズ松山オフィスの共有スペースでの事例を元にお話しいただきました。
 地域の皆様へ無料で開放しているサイボウズ松山オフィスの共有スペースは、W杯のパブリックビューイングも行っており、その他3日に1回くらいのペースでイベント利用され、地域のHUBとしていろいろな情報があつまる場となっているそうです。
 DX推進として愛媛デジタルデータソリューション協会を設立し、実証実験や勉強会、IT人材の育成も行っているとのこと。松山市と連携した働き方改革先進都市にする取り組みや、「タクミン」と言うタクシーを使ったデリバリーのサービスの立ち上げなどなど。
 コロナ禍で一気に進んだテレワークという働き方。100人いれば100通りの働き方があって良いのではないかと、みんなが働きやすい会社にしていくべく、見直しをされました。
 働き方を変えるのに重要なのは、風土とツールと制度。ITツールを利用し、場所や時間を問わず、最高のパフォーマンスが発揮できる各社員の働き方事例は、とても参考になりました。

◆懇親会
・日時:4月21日(木)19:00~
・場所:メルパルクMATSUYAMA

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 感染対策としてテーブルに料理が運ばれるスタイルで愛媛料理を堪能しました。

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久保会長 ご挨拶 晋山地域ISP部会長 ご挨拶
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NTT東日本さん・西日本さんから日本酒を差し入れいただきました。
西日本さんからのものは、ノーベル賞授賞式パーティで出される日本酒とのことで、どちらも大変美味しゅうございました。


【4月22日(金)】

2日目の会場からの松山城は良い天気でした。

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09:30-10:00
◆「愛媛県のご紹介」
 愛媛県経済労働部産業雇用局長 矢野悌二氏

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 愛媛県の魅力をたっぷりとご紹介いただきました。
 「伊予の国」と呼ばれる愛媛県。人口約135万人、雨や雪が少なく、日照時間が長い、地震の少ない地域で、BCP拠点としても活用されている、松山市駅を中心に集約された街です。
 空港から街の中心部への移動もしやすく、また、松山から岡山へは2時間、大阪へは4時間半で車移動ができます。コンパクトな街なので通勤時間も短く、まじめな県民性から離職率が低いのも特徴だそうです。
 香川県側は四国中央市で紙の街、新居浜市は住友発祥の地、西条市は半導体・機械・電子が盛んで、しまなみ海道の今治市は造船とタオルの街。松山市はサービス業や繊維の企業が集積し、南の宇和島市は柑橘類の栽培と魚の養殖が盛んな街として知られ、一次産業とそれらを利用した食品加工企業が集まっています。

□ 柑橘類の生産日本一
□ 水産養殖が盛んな地域で鯛の養殖日本一
□ 真珠の生産が盛ん

 企業誘致で各県域に滞在型のシェアオフィスの整備をおこなっていて、誘致に向けて県、市町にて各種優遇制度もあるのだそうです。
 そして、真珠の生産が盛んなのは初めて知りました。通勤時間平均が短いのも2時間通勤の私としては印象に残りました。気候が温暖でごはんが美味しく、街の中心に温泉があるのも魅力的ですね。

10:00-10:40
◆「FC今治の挑戦」
  株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役社長 矢野将文氏

 株式会社今治.夢スポーツさんは、タオルと海運の240万人の商圏街・今治で7年前にリスタートした会社です。
 サッカー日本代表チームの元監督、岡田武史氏は、代表取締役会長。会社は7年前に日本サッカーの型を作るとしてFC今治のオーナーとなりました。「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」を企業理念とし、今治の地に誕生。
 スポーツ事業を中心に教育・健康事業を展開し、選手育成で岡田メソッドを作り、指導者の育成、海外展開等も含めて進めています。
 ユニ・チャームさんを筆頭に今治・愛媛の企業を中心に支援をいただき、今年度は350件のスポンサーを獲得することを目標にしています。コロナで来場者が減り伸び悩んでいますが、自前のスタジアムを作る計画があるそうです。
 普段から地元の浦和の試合に通っている私としては、非常に興味深いお話ばかりで、聞くのに集中してしまい、うっかり写真を撮り忘れてしまいました。

  ※講演に集中してしまい写真忘れました。どなたか写真ありますでしょうか?

10:40-11:05
◆「IGF2023の紹介と、JAIPAが提案するプログラム案(IPv4/IPv6接続性問題)の紹介」
JAIPA事務局長 木村 孝氏 シーエスファーム 松本昇氏

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 来年日本で開催予定の、JAIPAも参加・提案するIGF2023についての紹介。
 IGF(Internet Governance Forum)はインターネットのガバナンスについて色々と話し合うフォーラムで、インターネットのガバナンスの正式な定義で大切なことは、政府と企業だけではなく市民社会も一緒にインターネットについて考えること、ルール作りに係わることです。

11:05-11:30
◆新規入会会社紹介

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株式会社KEE'S 会田さん
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株式会社まほろば工房 近藤さん
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テラクラウド株式会社 瀧さん
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楽天モバイル株式会社 伊藤さん
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PIPELINE株式会社 渡辺さん

皆様、引き続きJAIPAイベントへのご参加よろしくお願いします。

11:30-12:30 昼食休憩
(地元のお店訪問:ご参考)
 昼食は、6年前に訪れた際にお休みだった「みゅんへん」へ。念願叶い、名物の唐揚げを堪能させていただきました。骨つき唐揚げサクサクで鶏肉自体の味も良いですね。

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12:30-13:50 パネルディスカッション
◆「Netflix vs ISP 韓国での訴訟とそのインパクト」

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パネラー
 ・東日本電信電話株式会社 水越一郎氏
 ・ITジャーナリスト/ (株)KDDI総研 特別研究員 趙 章恩氏
 ・中央大学 総合政策学部教授 実積 寿也氏

 IGFやJANOG49鹿児島でもテーマとして講演された内容の最新状況について。
 2021年6月に韓国の法廷で「トラフィック増加に対する対価支払いについてNetflixはISPと交渉を行う義務はない」というNetflixの主張が否定されました。そこから訴訟の内容がアップデートされていますので、現状と経緯と海外の反応も含めて趙さんにお話しいただき実積さんに解説いただきました。

13:50-14:30
◆「段ボールジオラマ×ITで知る自分たちのまち」
(一社)防災ジオラマ推進ネットワーク 代表理事 上島 洋氏

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 「段ボールで自分たちの街をつくり、地域のことを知りましょう」と、地形を知ることで結果的に防災に役立てたい、という思いをお話いただきました。
 メンバーは本業との掛け持ちで活動され、当日は松山城周辺のジオラマも展示されていました。段ボールのジオラマを通して、地域への思いを共有し、さらにアナログ(ジオラマ)とITを融合させ、教育や防災のツールとしての利用を広める活動をされています。

松山城のジオラマページはこちら

会場にも持ってきていただきました!↓

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14:40-15:10
◆「電気通信紛争処理の最新動向(仮)」
総務省 電気通信紛争処理委員会 事務局 参事官 片桐広逸氏

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 電気通信紛争処理委員会は総務省のひとつの機関として、通信・放送事業者間で協定・契約に関する協議が難航した際、解決に向けてお手伝いされています。
 今回のプレゼンは2部に分かれ、委員会の活動についてと法律変更に伴う政策について、ISPに係わる部分を中心にお話しいただきました。委員会の組織についてアンケートを取ったところ、電気通信事業者様の4割が、存在を知らなかったということがわかり、このような場に積極的に登壇され、PR活動を行われています。

15:10-15:50
◆「今後求められる教育のDX化について」
  株式会社 KEE'S取締役 副社長 会田幸恵氏

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 愛媛朝日テレビでアナウンサーだった会田さんに、教育のDX化をテーマに、オンラインで行っているスピーチレッスンについて講演いただきました。
 日本で2番目にゆっくり話す伊予弁がかわいくて好き、とのことで、伊予弁告白編を例としてレッスンいただきました。 場面場面での声のトーンやカメラ目線の置き方など、すぐに実践できる内容でした。ちなみにゆっくり話す1位は京都弁でした。
 会田さんは、17年前に、プレゼンやコミュニケーション研修にアナウンサーの経験を活かせるのではないかと思い、起業されました。今では700社6万人の方に受講いただいているそうです。

16:00-17:20
◆「プロバイダ責任制限法改正と発信者情報開示の新制度(ネット上の誹謗中傷対応を巡る今後の動き)」

・愛媛大学法文学部 法学・政策学コース大学院 人文社会科学研究科法文学専攻教授 小田敬美氏
・総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 消費者行政第二課 専門職 山根祐輔氏
・ソフトバンク株式会社 濱谷規夫氏
・ニフティ株式会社 佐竹茂氏
・NTTコミュニケーションズ株式会社 法部監査部 村上正樹氏

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 本集いの最後のセッションは行政法律部会によるプロバイダ責任制芸現法改正に係るものでした。戸田総合法律事務所代表弁護士の中澤先生はリモートでの登壇でした。内容は大変難しく、法務担当の人を除き関係者でも理解するのが難しいほどのものでしたが、ネット上の誹謗中傷問題を受けて制度が改正される問題点についてうかがい知ることができました。

 以上、盛況のうちに、閉会となりました。大変充実した2日間となりました。

メディア掲載

愛媛朝日放送

愛媛CATV(放送後内容)

 本件に関するお問い合わせにつきましてはJAIPA事務局宛にご連絡いただきますようお願いいたします。
JAIPA事務局:info@jaipa.or.jp(@マークを半角にしてご利用ください。)

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